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【プロボノ報告】24年度あしなが学生募金事務局の役職者に第一回リーダーシップ研修を提供

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2024.4.3

24年2月に着任したあしなが学生募金事務局の新任役職者らに対し、3月2日にリーダーシップ研修を提供しましたのでご報告します。本研修は、彼らに対して年間を通して、合計3回提供するプロボノ研修プログラムの第1回目となります。第2回目は6月、第3回目は7月に実施予定です。彼らが率いる春の全国一斉街頭募金は、4月20日、21日、27日、28日に開催予定です。(プレスリリース) 

今回のプロボノ研修は、2020年にリーダーシップ・エコシステムを始動して以来、通算14回目の機会提供となります。 

 

あしなが学生募金と遺児支援

あしなが学生募金は、災害遺児や病気遺児、自死遺児の支援を行う募金活動団体です。彼らは、50年を超える歴史を持ち、毎年、春と秋に街頭募金を実施してきました。彼らが集めた募金は、あしなが育英会を通じて奨学金の形となり、遺児たちの進学を支えています。2023年秋の「第106回あしなが学生募金」では、全国約150会場4日間の活動により、1億180万1,497円の募金を集めたあしなが学生募金。その活動は、事務局の役職者学生が中心となって企画し、全国9つのエリアの局員、そしてボランティア協力のもと、組織的に運営されています。彼らは、遺児進学支援のため、そして自らや友人が「あしながさん」からいただいたご恩を次世代に伝える「恩送り」のため、活動に参加しているといいます。

一方、遺児学生を取り巻く経済環境は、依然として厳しいと言わざるを得ません。あしなが育英会の発表資料によると、2023年度の高校奨学金申請者数は、制度発足以降、最多の申請者数で、遺児家庭の平均年間所得は135万7千円(前年比▲8.23%)でした*。物価も上がる中、奨学金制度による進学支援を求める声が、数多く団体に届いているといいます。
*参考:https://www.ashinaga.org/media/news/17560/

主体性に火を灯す:着任直後、春募金を前にした第1回モジュール

今回の研修が提供されたのは、3月2日。2月に新役員体制になり、2024年度の街頭募金活動が本格化するタイミングでした。昨年度から引き続き役職を担う者と、新しく就任した役職者が混在するリーダーシップ・チームに対して、研修提供者である私たちは、今年度の研修目的を「それぞれがリーダーであり、新たなリーダーを生み出すチームになる」と設定しました。まずは、4月に控えた春の募金活動を前に、役職者たちがリーダーシップ理論について体感的に学び、自身の価値観を振り返りながら「自分にとって、リーダーシップを発揮することの意味」を内省しました。この気づきが、彼らの今後1年間の活動を支える「北極星」となることを企図しています。

【モジュール1後の参加者コメント】 

  • 私自身はこの活動に参加する理由を明確に持っている。一方で、局員の中には義務感が強い人も少なからずいる。なぜ参加するのか。何にやりがいを感じるのか。明確化して、能動的に活動するエリアにしていきたい(エリアマネージャー) 
  • 期が始まったばかりで、エリアメンバーの7割は本格稼働していない。春の募金まで約2か月。皆のモチベーションを高め、活性化させる役割を果たすと宣言したい(エリアマネージャー) 
  • 自エリアは、局員が少ないことが課題。共に活動する局員を増やすことが募金成功の第一歩。現局員らが行動を起こせるよう、自ら手本となり行動したい(エリアマネージャー) 
  • 各エリアにいるユニットメンバー全員に「自分がユニットマネージャーだ」という認識を持ち、考えて活動してほしいと感じている。各エリアから積極的に独自の提案が上がってくる環境づくりに率先して取り組みたい(ユニットマネージャー) 


次回、街頭募金の概要は以下の通り。
【あしなが学生募金_春の全国一斉街頭募金】