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【プロボノ報告】あしなが育英会の奨学生と寮職員へコミュニケーション能力向上研修をプロボノ提供

【プロボノ報告】あしなが育英会の奨学生と寮職員へコミュニケーション能力向上研修をプロボノ提供
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2021. 9. 3. 

当社の社会課題に対する取り組み「リーダーシップ・エコシステム®」の一環として、2021年8月20日(金)、21日(土)に、一般財団法人あしなが育英会様の運営する学生寮(心塾)でリーダーを務める奨学生10名と心塾の職員12名に対し、プロボノとしてDiscoveryというアセスメントツールを使ったコミュニケーション能力向上ワークショップをオンラインで提供しました。
プレスリリース

 

■実施の背景
今回の参加者である奨学生は執行部員やユニット長として寮の運営や寮生のサポート、学業に励んでいます。しかし、コロナ感染症拡大およびその対策により、心塾でのイベント開催が中止になる等、彼らの生活にも大きな影響が出ています。

今回のプロボノ研修は、彼らのコミュニケーション能力向上を通じて「他者へ働きかける力」を伸ばすことがねらいです。ユニット長としてのリーダーシップを高めることで、難しい環境下においても心塾としての一体感を高めることにつなげていきます。更には社会に出てからより重要となるコミュニケーション能力を高めるための考え方を学生のうちから提供し、自らの可能性を切り拓いていく一助となることを目的として実施しました。

また、今年度は彼らの所属する心塾の職員の皆様へも同じツールを使用してプログラムを提供しました。共通言語を得ていただくことで、学生指導や職員同士での関わり合い、組織においての課題への理解を深め、今後の関係性構築課題解決に生かしてもらいたいという念(おも)いで企画しました。
あしなが育英会様HP
 

■当日の様子と参加後の感想 ―個々人の”違い“を知る―
今回の参加者は、冒頭緊張した面持ちでした。コミュニケーションが苦手と感じている参加者が7割を占めていたからです。しかし、体感的に取り組めるワーク双方向の対話を促進するZoom機能を多頻度かつ多様な形で組み込んだプロセスによって、徐々に笑顔が増え、仲間との対話と内省を楽しむ様子が見られました。最初は長く感じられた5時間もあっという間に過ぎたとのコメントも。多様性(自分自身と他者との違い)を踏まえて、人を巻き込んでいくためのヒントを持ち帰ってくれました。

また、職員の皆さんも、終始和気あいあいとした雰囲気で互いの意見を交わしながら積極的に取り組んでいる様子が印象的でした。学生とのコミュニケーションにおいての共通言語を得てもらえたのはもちろんのこと、職員として心塾をよりよい場とするための課題についても、Discoveryのカラーボキャブラリーを用いて議論することで、言語化が促進され、共有度合いが高まったようでした。

■参加後のコメント(奨学生の皆さん)

  • 意見が違っても「間違い」は何一つない。違いがあるだけでその違いを理解することが大切だとわかった。
  • それぞれに違った役割があり、違うことで足りない部分を支え合えるのだと分かった。
  • いいリーダーになるために何を補っていけばいいのかわかった。
  • 自分では気づけない長所・短所がわかって勉強になった
  • 自分についての気づきや仲間たちの考え方の理解ができてよかった。知ったうえで関わり方も工夫していこうと思う。

2108_Ashinaga_Discovery_students

■参加後のコメント(心塾職員の皆さん)

  • 自分たちのチームに欠けている部分がはっきりとわかった分、ゴール指標設定をしっかり行って、学生のために互いに高めあいながら働いていきたい。
  • お互いのコミュニケーションスタイルや仕事の進め方に気づけたため、今後仕事を振る時や会議などでどの様に声をかけるか意識したいと思う。
  • チームとして不足している視点がわかったので、そこを互いに補うような視点を持つという共通認識が取れた。
  • これまで意識はしていたが感覚的だった、共通の課題を言語化できたことがよかったように思う。
  • さまざまな学生と向き合う仕事なので、今後学生の個性をより理解し、違った個性を持った学生たちがチームで何かを成し遂げる際にはアドバイスができると思う。

2108_Ashinaga_Discovery_shokuins

■「コミュニケーション能力向上ワークショップ」開催概要
【開催日時】2021年8月20日(金)10時~16時、21日(土)12時~17時
【開催場所】Zoomミーティングにて
【対象者】あしなが育英会様が運営する奨学生向けの学生寮・心塾のリーダー学生10 名、心塾(東京・神戸)の職員12名
【コンテンツ】Insights® Discoverは、ユングのタイプ論をベースに、人間の認知傾向を4つのカラーエナジーとして分かりやすく表しているツール。これをベースとして、自分と他者の認知特性の違いを理解し、リーダーとしてのコミュニケーション能力向上を目指すワークショップ

■これまでのプロボノ・寄付実績と今後の予定
「イマ」のリーダーシップ開発投資を「ミライ」の若者へと還流させる、リーダーシップ・エコシステム。この物心両面からの支援の一環として、プロボノ活動と当社研修事業の売上総利益の1%を寄付いたします。2020年度より開始し、これまでに今回を含め三度のプロボノ提供と二度の寄付を行ってきました。(うち一回は、認定NPO法人カタリバ様と認定NPO法人多文化共生センター東京様へも寄付。) 今後もこの活動を継続し、また広げていく予定です。

プロボノ研修実績レポート第1回第2回
寄付レポート第1回第2回
 

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