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【INSIDE THE impact】PUSH AHEAD Bite-size実施レポート

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Published: June 26, 2025
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2025.6.26

■Bite-size impact 

モデルプログラムのエッセンスを「Bite-size(ひとくちサイズ)」にアレンジし、半日から1日で感じていただく体験会。今回はカイゼンをテーマとした「PUSH AHEAD」の圧縮版です。改善とはimprovementでカイゼンとはEnhancement。本プログラムは、ダメなものを見直すのではなく、現状をよりよくしていくことを志向しています。 
 

参加者の皆さんの期待や課題感 

今回参加いただいたのは、ICT、金融、エネルギー、アパレル、旅行・観光、と様々な業界の人事・人材開発部門、研修部門の方々13名。チェックインでは、 

  • 社内の変革を推し進める中、改善の加速を図るため中堅社員に向けたアプローチのヒントとしたい 
  • ネクストリーダー層の成長、育成をどのように加速させるか参考にしたい 
  • 生産性向上をどう実現していくか、まずは人事の自部門視点で持ち帰りたい 
  • 社員の主体的なキャリア形成を主体的にと取り組んでいる。まさにジョブ・クラフティングを実現することが目指す姿に繋がると感じ、参加に至った 

などの期待や課題感が共有されました。 

 
内容と体験の様子 

その後、カイゼンのマインドセットを整えるための3つのワーク 

  1. 職場の「問題あるある」から焦点化していくカードゲーム 
  1. QCDの「ジレンマ」を体感するアクティビティ 
  1. PDCAサイクルを「回す」ことを学ぶアクティビティ 

を実施。それらにまつわるショートレクチャーとレビューを行いました。

初のワークは、読み札の職場の問題あるあるが読み上げられ、プレイヤーが読み札に合った絵札を取り合い、その枚数を競うゲームです。 

ゲーム後は、読み札を参考に自社の「あるある」を3つ選び、グループで共有しました。「外を知らない井の中の蛙。社歴の長い人が多く、他社事例を知らないことから長年の習慣に頼っている」「目先の仕事で手一杯。少人数で企画、実行を担っており、気づけば目の前のタスクに追われている」などの声が聞こえてきました。 

カードを使うことで、自分の職場を俯瞰して見ることができる。いきなりカイゼンと言われても、どの粒度で何を話すのか、想像がつきにくいものですが、共通のツールがあることで話が弾む様子が見受けられました。 

自社の「あるある」が浮き彫りになったところで、次に考えたいのがQCD。制約条件の中で、Quality(品質)/Cost(コスト)/Delivery(納期)が引っ張り合うジレンマを体験するワークを実施しました。

納期を守りながら、いかに支出をおさえ、品質を担保していくのか。積算と逆算をしながら進めていきます。ショートレクチャーとレビューの時間では、「早い段階でゴールや納期を確認・合意することが、業務品質を担保する上で必要だと気づいた。明言せず、合意に至らず進めることで成果が出にくい。実務でも陥っていそう。」「コストを抑えようとしすぎて慎重になった。結果、行動時間が短くなり、品質に影響してしまった。」などの声が聞こえてきました。 

そして最後は、「PDCAサイクルを回す」ことを体験するワークです。 

ミスをするとペナルティが課せられる設定となっているアクティビティ。参加者からは、「そこ、気を付けて!」「いい感じ!」など、初めて会ったとは思えない程、積極的な声が飛び交います。すっかり没入した後のレビューでは、「トライアンドエラーをいかに早く回すかの重要性を痛感した。」「失敗を避けようとするあまり時間を使ってしまったが、実はペナルティの痛手はそこまで大きくなかった。必要なミスもあるのかもしれない。」との声も。この感想に深く頷く参加者も多く、ミスの影響の濃淡について考えるきっかけとなったとの声も上がりました。

 
■「PUSH AHEAD」に触れての気づき 

今回はBite-size。全5日間のプログラムのごく一部のエッセンスを抽出し、ご体験いただきました。会の最後、ラップアップコメントは以下の通りです。

  • 一度成功した方法に固執してしまった。慣れたやり方が当たり前になる経路依存があることで、新しいアイディアが出なくなってしまうとワークを通して体感できた。同様の事態が、自社内で起きているのかもしれない。
  • プロジェクト内にメタファーがうまく取り込まれ、体験と振り返りを通して得られるものがある研修だと理解できた。今回はショートレビューだったが、カスタマイズでデザイン相談できると聞いたので、より自社に合った形でアクティビティと振り返りによる効果が得られると想像できた。 

中堅社員の小粒化や、慣れたやり方から抜けられない現場。生産性に対する経営層の危機感とのギャップなどについて、共通の課題感を持つ参加者の皆さまだからこそ、このような気づきが共有されたのではないかと感じました。

※PUSH AHEADコンセプトと開発背景はこちら 

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Bite-size impactは、毎回テーマを変えて実施されます。 
各コンテンツの簡易体験はもちろんのこと、今回の参加者の方のコメントにあるよう「異業種の人事や研修担当の方と情報交換できたのも良かった。共通のアクティビティを経験し、その後レビューを通して壁打ちできた感覚が得られた」という副次的な効果もございますので、ぜひご参加ください。

今後のBite-size impact開催案内 
  • CONTEXT SENSITIVE LEADERSHIP:リーダーシップの最適化
    日程:2025年7月2日(水)  13:00~17:00
  • DANCE THE TANGO:上級管理職として持つべき視座 ※日程変更しました
    日程:2025年8月8日(水) 10:00~17:30
    対面にて開催予定
  • MAJOR UPDATE:新任管理職としてのマインドセットの更新
    日程:2025年9月3日(水) 


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