LEADERSHIP Program for New Section-Chiefs

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カンロが掲げるパーパス「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」。2022年発表の中期経営計画2024にてリリースされ、パーパスドリブン企業への転換が宣言された。2025年2月に発表された中期経営計画2030の人財・組織戦略においては、パーパスに基づく行動浸透度の更なる向上を目指すと記された。
企業文化として「創発的な組織の更なる進化」を目指す上で、鍵を握るのは係長層。特に昇任という節目でのリーダーシップ開発を重視してきた。それは、彼らが現場に前向きな変化をもたらす存在となることを期待してのことだった。
2022年に発表された中期経営計画2024。カンロはパーパスドリブン企業へと転換するとの宣言が成された。最新の中期経営計画2030では、パーパス「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」を下支えするのは、創発的な組織の更なる進化を目指す企業文化だと記された。企業のカルチャーを創っていくのは、現場のひとり一人の行動である。現場での影響力を評価されて係長に昇任した次世代リーダー達が、より一層のリーダーシップを発揮できるよう、節目のタイミングを活かしてほしい。一歩踏み込み周囲と関わるキッカケを掴んでほしい、と人事総務本部長の西ケ谷氏は考えていた。
(Solutionに続く)
カンロでは、新任係長層を対象として、2泊3日の宿泊型集合研修を継続的に提供してきた。職場のコアメンバーである彼らを3日間も実務から離して研修を行う。これは彼らへの強い期待に他ならない。コロナ禍による数年の休止期間を経て、2023年より再開された本プログラム。全国から集まった新任係長たちが、安全に失敗できる環境で、仲間とともに小さな成功体験を積めるような設計とした。職場と同様、時間等の制約がある疑似的なプロジェクトへの挑戦と、その成功あるいは良質な失敗経験を通じて、係長層に求められるリーダーシップとはなにか、仲間と内省し対話を行い、一歩踏み出すヒントとキッカケを得る場とした。
(Resultに続く)
2023年度24年度のプログラム参加者の参加後インタビューでの声は、彼らのギアが変わったことが強く感じられるものだった。参加者の一人は、自分の限界を超えたことで、周囲に踏み込み、働きかけられるようになったと語る。また別の参加者は、リーダーとして大切にしたい行動が明確になったと話す。まさに西ケ谷氏が期待したように、プログラムをキッカケとして、現場での主体的な創意工夫、そしてチャレンジが増えていた。
組織からの期待を受けた次世代リーダーたちが、仲間と現場で起こしていく小さな変化。相互に響き合い、予想もしえない新しいものが生まれ、連鎖していく。それこそがカンロが目指す創発的な組織の更なる進化の表れだ。
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